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1月から3月にかけて観た映画

「暗い鏡」 The Dark Mirror ('46) Action Christine

オリヴィア・デ・ハヴィランドが一人二役で、全く性格の違う双子の姉妹を演じるフィルム・ノワール。オリヴィア姉がオリヴィア妹の肩を抱きしめてるシーンなど当時としては先端の技術を使って製作したらしい。映画少女だった高校時代に、知人から50年代のPhotoPlay誌をいただいたんだけど、その中で本作が紹介されていた。なので映画館で鑑賞出来て感慨無量。犯人に意外性がないのと、双子の中に善悪が潜む…という設定ではなく、片方->善、片方->悪 という勧善懲悪なのが残念だったが、当時の娯楽映画としては仕方なかったんだろう。粉々になった鏡の中に倒れる他殺死体…の犯人の容疑が二人にかかり、心理分析の連想テストを別々に受ける事になる。片方が「鏡 -> 死」と答えてしまい、殺人事件との関連を匂わせてしまう。更にもう片方が「死 -> 鏡」と答えるシーンはドキっとした。
刑事役はフォード一家の大ベテラン、トーマス・ミッチェル。


「ジャンゴ」Django
申し分なく楽しめた〜。 ジェイミー・フォックスが松田優作みたいでかっこよかった。アカデミー賞助演男優賞とったクリストフ・ヴァルツは良い味出して言うことなし。デカプリオって、そんなに良いかなぁ?南部の無教養な人でなし大農園主のわりに知性が隠しきれてない気がした。それにしても人類が人類を奴隷として虫けらのように扱ってたのは、たった150年前のことなんだね。それを思えばニンゲン社会も少しは成長してるんだなぁ。


「極楽特急」('32)Trouble in Paradise Action Christine
ルビッチ監督は大好きだけどまさに最高級の逸品。一般に彼のベストとされる「ニノチカ」「生きるべきか死ぬべきか」も素晴らしいけど、個人的にはこれが一番。ベニスで知り合った女泥棒と詐欺士(ハーバート・マーシャル)がパリの裕福な未亡人から大金をせしめようとするが…。優雅でソフィスティケート、微妙で、繊細。ちょっぴり切なく。エッチシーンなんか無いのに充分エロティック。


余談1 : いつものようにPerfumeをネットでチェキしてたら、やたら美しく、やたら陰気なお兄さんがファン代表で出てたのでググってみたら、栗原類という今話題のメンズ・モデルだった。なんだか独りが好きだそうで、私もそうだし妙に安心してしまった。最近はウザいまでに明るいのが良しとされ、そうじゃない人はダメみたいな傾向があるけど、あのくらい美しい人が堂々と暗くしてると、妙に励まされた気分になるぜ。初めて有料のアプリ「栗原類のネガティブ着信音」をDL、いまいちハイじゃない朝は類君の声を聞いて、あえて更にテンション下げてます。
(よっしゃ頑張るって時はPerfume の「Dream Fighter」。またはThe Who の「You Better You Bet 」)

余談2 : 4月頭から今度は南イタリアに旅行に行ってきます。帰ったらまた怒濤の報告するかも?

by j-suguita | 2013-03-31 18:33 | 映画 | Comments(0)

日々の生活の中で、ふと思ったこと、感じたこと。


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