2011年に初めて行ったヴェネツィア。また行きたい…と思いながらも、他のイタリアの都市を廻っているうちに、いつのまにか8年。この度やっと再訪が叶う。
いつもはトラム+バスで行くオルリー空港、今回はトラム+RER(高速地下鉄)+Orly Valにしてみたのだけど…
な、なんと、Orly Val パリとイルドフランス乗り放題のNavigoが使えない!!8分の乗車で10€、たかっ!快適ではあるが…。次回は早めに出てバスにしよう。
(La carte Paris Visiteは使えるそう)
アルプスを越えて、1時間半ほどでヴェネツィア島が見えてくる!
本当は空港からの水上バスで行きたかったけど、チェックイン時間がギリギリなので、バスで。値段はバスだと8€で水上バスのほぼ半額、時間も20分でほぼ半分。チケットは荷物引き取り所からすぐの、空港内の自動販売機がカードも現金も受け付ける。窓口でも買えたようだ。
海に囲まれているせいか、ヴェネツィアの光は微妙で繊細。そのおかげで雨が降っても別の美しさがあり、それほど苦じゃない。
ローマ広場に着き、おしゃべりしてるおじちゃん達の輪から「Si, Prego!」なんて聞こえてくると、それだけでウットリ。そして久々の運河にもウットリ…
Booking.comでレイト・チェックインをリクエストしたら「鍵は別住所にとりに来て」というメールが来ていた。幸いローマ広場のすぐそばなので行ったところ呼び鈴を鳴らしても誰も出ない…。ホテルに電話したところ「ホテルに直接来てください」と…。
GoogleMapでチェックしておいた住所に着くと…ホテルが無い…。
またまた電話すると(EU内無料で電話できるプロバイダに変えといて良かった!)
「GoogleMapを見てるんじゃないですか?あれは間違ってるからダメです。Strada Novaを目当てに来てください」と。。幸いあ〜ちすとがヴェネツィア全体の地図を持っていたのでStrada Novaを見つけ、何とかホテルにたどり着く。
しかし!通りの名前がFioriなのに、なぜに住所がCannaregioなのか!?いや、これがヴェネツィアだ、イタリアだ、と自分に言い聞かす。。
だいぶチェックイン時間から遅れたが、おだやかな男性が待っていてくれて無事にキーをもらう。別の住所に鍵を取りに来て、というメールを受け取った話をしたら、日本語で予約した時だけ発生するバグで、Booking.comには電話で苦情を言ったそう。
荷物をおろし、早速夜の散歩。わーい、わーい。
やはり美しい…。イタリアのどの町が一番好き?と問われてもそれぞれ魅力が…としか言えないんだけど、どこもかしこも歩いているだけで楽しく夜も昼も綺麗なのはやはりヴェネチア。
そぞろ歩いていたら何ともいえない良い雰囲気を醸し出す路地を発見。その突き当たりには有名なバーカロ、Alla Vedovaが!
5大目的の一つはチケッティー三昧なので、翌日はここでチケッティーに決定。
中心から少し離れた前回と違い、今回は繁華街ど真ん中。ホテルのすぐそばにLa Cantinaというすごく感じの良いバールを発見。
(写真は土砂降りだった3日目の撮影)
ここで白ワインと(フランスのカフェと同じくらいの値段で10倍美味しい)2品だけ初チケッティーを!!あ〜ちすともご満悦。
翌日目覚ざめ窓を開けると運河!
テンションあがったままカッフェでprima colazione朝食を。
途中で良い感じの刃物専門店を発見、刃物大好き男あ〜ちすとは爪切りを購入(爪切りは機内持ち込みOK)
そして今回の5大目的のひとつ、ガラス工芸アーティストのVittorio Costantiniさんのアトリエ件店舗へ向かって行く。
途中の道のりがまた良い感じ。
Vittorio Costantiniさんは素晴らしいムラノグラスの職人アーチスト。繊細だけど温かみのある作風。イタリアだから平日でも臨時休業とかあるよね…と話しながら行くと…案の定この日は停電のため臨時休業であった。。
が、もうこの手に番狂わせには慣れっこの我々、5大目的のひとつであるゴンドラに乗りに行く。
さっき通った道を引き返したら、同じおじちゃんたち、まだ立ち話してた。。そしてヴェネツィアは魚屋さんもイケメン!
途中、人でごった返すリアルト橋を通って。
今回は結婚30周年記念も兼ねているので、30分80€という値段もなんのその、新婚気分(?)でゴンドラ乗船。
リアルト橋付近から出発し、グランカナルへ出る。それから小さな運河を散策。場所によってはゴンドラが5-6台のゴンドラ銀座であった。
いや〜 一生に一度なら乗る価値ある!
職人街にもどり、5大目的のひとつである職人街のトラットリアへ行く。
Vittorioさんのアトリエはヴェネツィアにはめずらしい暖かみのある職人街。8年前も良い感じのトロットリアが何軒かあったけど、節約のためパン屋に行き、あとから後悔したのであった。
一番感じ良さそうでお値段も手頃な店に入ると…。やはり大当たり!
近所のおっちゃんたちが来てる…という雰囲気もナイス。
ボンゴレが10€とは中心地なら考えられないお手頃なお値段。前菜はシーフードのワイン蒸し、メインがボンゴレとイカスミパスタ。
Trattoria Cea :Cannaregio 30121 Venezia VE, イタリア(ここも通りの名前はCalle del Fumoなのに、住所はCannaregio…)
あとでGoogleでみたらすこぶる高評価だった。
あ〜ちすと希望のトルチェット島にいくため、港に向かう。ちょうどこの界隈は船着場のすぐそば。
ヴェネツィアのストリートアート
海は広いなー。
やり方忘れていたけど、ローマ広場で買っておいたヴァポレット48h時間券を機械にピッとかざして使用スタート。(一回券はどこでも買えるけど、24h〜36h券は売り場がかなり限られているのでチェックが必要。好きな時に買って、最初にピッとかざした時からカウントが始まる。)
あ〜ちすとの希望で自然豊かなトルチェット島へ。
…てか、これならパリ郊外とか印旛沼と変らねぇよぉぉぉぉ!!と叫びそうになったが、あ〜ちすとは生まれて初めてコビト鵜の観察に成功し、ご満悦…。
古い教会(有料)と博物館とカフェ、野良猫以外何もないこの島をブラブラ散歩。
なぜか予定より30分早く来たヴァポレットに乗り帰路に。
途中ブラノ島を通る。ガイドブックでみる通りカラフルな建物がいっぱい。
ついた頃はなんともいえない夕暮れのアドリア海。
そして!昨晩目をつけておいたAlla Vedovaに。
Cà D'Oro alla Vedova Ramo Ca' d'Oro, 3912, 30121 Venezia VE, イタリア
チケッティーのカウンターもナイス。
予約がないなら無理です、と言われるも「あ、ちょっとお待ちを」と。
どうもドタキャンがあったようで、5分待ちで座れた!
初心者なので、典型的なチケッティーばかり選んでスパークリングワイン(プロセッコ)と白ワイン赤ワイン、数種類頼んで幸せ!
この宵も夜のお散歩。
グーリエ橋沿いのバールでグラッパ(食後酒)を。
ヴェネツィア再訪2/2に続く…