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し、死ぬなっ!!!「イントゥ・ザ・ワイルド Into the Wild - 荒野へ」(ネタバレあり)



ショーン・ペン監督の「イントゥ・ザ・ワイルド 」(Into the Wild)DVDで鑑賞。
(原作はジョン・クラカワーのノンフィクション小説「荒野へ」)
フレッシュにして重厚、俳優達もナイス(主人公に恋する16才は「ランナウェイズ」でジョーン・ジェット役を大好演したクリスティン・スチュワート)悲劇的な結末もドラマチックで感動的なんだけど…。

以下、ネタバレあり

父と前妻の離婚裁判の泥沼の中で産まれた主人公クリスと妹。幼少時の家庭は険悪な雰囲気が漂い、トラウマに。父への恨みは深い。ハーバードへの入学も決まっていたが、すべてのしがらみを断って自分を見つめ直したい…という思いから放浪の旅にでる。
頭も性格も良い彼、行く先々で素敵な出会いに恵まれ、愛され、残る様に請われるが、究極の目的 - アラスカの荒野に身を置き、完全な孤独の中で自分を見つめ直したい - は強固で、北へとまっしぐらに進んで行く。
そしてついにアラスカへ。歩いて川を渡り、キャンピング出来る廃バスも発見、狩猟をしながら読書し、瞑想し、そして幸せは分け合って初めて本物になると気付き、人間社会に戻ろうとするが…春先に足で渡った川は、雪溶けで激しい濁流となっていて向こう岸にたどり着くのは不可能。
そして飢餓に苦しんだあげく誤って毒草を食べ、息絶える。死ぬ間際に初めて両親を許し、愛し…って…

死んだら何にもならないんですけど!!??
何でも「聖地」としてこのバスを訪れる若者が後を絶たないそうだが。。。
こらっ、死ぬなっ!!!と言いたい。

自然に対する知識・経験が浅薄なのに単独キャンピングする事がすでに無謀だが、クリス君はむしろ予備知識無しに行きたかったのだろう。旅行前にガイドブックでチェキする人(私)と、新鮮な感動を期待してあえて下調べしない人がいるように。自然とはそんなに都会人に都合良く出来てるものじゃないのに。毒草食べて「アラスカの自然の罠にはまった」と言われても、ねぇ。。

もちろんショーン・ペンは自然教育の必要性を訴える為に本作を10年もかけて制作したわけではない。これはピュアであるからこそ起こった遭難事件で、「さらば青春の光」のような真摯さと不器用さの果ての悲劇である。

ラスト、カメラに残っていた、マジック・バスを背にした本人の幸せそうな笑顔を見て、どうしようもなくやるせない気持ちになったぜ!

…ってショーン・ペンの罠に見事にズッポりはまったということか。。。


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by j-suguita | 2011-02-22 10:19 | 映画 | Comments(4)