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Kenちゃん おめでとう

本日、カンヌ映画祭の授賞式があった。
パルムドール(最高賞)はケン・ローチ監督の「THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY」が受賞。
ケン・ローチが60年代に撮った「ケス」は個人的ベストのひとつ。

「ケス」は、落ちこぼれの労働者階級の少年が、チョウゲンボウの飼育をすることに心のよりどころを得るが・・・という内容で、こう書くと悲惨な話だが、全体はドキュメンタリー畑出身の彼らしく、淡々とどこか飄々としたタッチで描かれている。特に、サッカーコーチを思い込みの激しい困ったちゃん、としておちょっくて演出してるところは笑っちゃう。きっとこういう人が実際にいたんだろう。こういうクールな感じをイギリス風、というのかな?

彼は常に社会問題をテーマにした作品を撮ってるが、無理解な両親の為最後は発狂してしまう娘を描いたひたすら悲惨な「ファミリー・ライフ」、懸命に生きる日雇い労働者の実情を"ケス"同様クールにちょっと可笑しく描いた「リフラフ」、珍しく時代劇の「ブラック・ジャック」、社会制度の濫用で母性愛に満ちていながらも次々と親権を剥奪される女を描いた悲惨な「レディバード・レディバード」、戦場…ではなく戦争を描いた(これはすごい事だと思う)「大地と自由」、そして「カルラの歌」「ブレッド・アンド・ローズ」あたりからちょっと説教くさくなって、なんかなーと思ってたら数年前の「スウィート・シックスティーン」で、15歳の母思いの不良少年の転落を緊迫感をもってリアルに描いて、健在ぶりを示してくれた。

受賞作はアイルランド独立闘争を描いた作品とのこと。
そんなことがあったことすら知らない私は公開が楽しみ。
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by j-suguita | 2006-05-29 07:26 | 映画 | Comments(8)

日本の想ひ出 その3: 菜の花

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春のヴァカンス中は色々なところに行き、いつも以上にイベントづくしでした。
沢山の素敵な想い出に、仕事中もついウットリ。。。
ヴァカンスは、3倍楽しまないとね!
行ってる間楽しいのはもちろん、行く前のウキウキ、帰ってからの想い出。。。

そして、案外同じ位忘れがたいのが、なんでもない春の日のお散歩だったりします。
寒い春でしたがさすが帰る頃はポカポカした日が続きました。
薄ピンクのサクラの後は、ゴトゴトと電車の通る線路沿いや畑に菜の花。
お寺さんではビーグルがのんびり昼寝。・・・でもこいつひょっとして番犬ではないのかな?
他人事ながらフト心配になってしまう、暖かい午後でした。
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by j-suguita | 2006-05-21 06:00 | 里帰り 2006 | Comments(18)

日本の想ひ出 その2: さくら・・・

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そろそろバカンス惚けもとれて、楽しかった日々も忘却の彼方、、、
というカンジだったのですが、T子さん宅にお邪魔した際「桜の葉茶」というのを御馳走になりました。

・・・そうしたら、もぉ、頭は桜三昧の日々に帰ってしまいましたね。
パリで見かけない(こちらは寒寒しいまでに真っ白な山桜か、ド派手ピンクの八重桜しかない)
あの、本当に微妙な淡紅色、桜餅、桜煎餅、肌寒い風。。。

今年は桜そのものは千葉、東京、京都で堪能したのですが、
(特に万福寺では、ウチの狭いアパートがスッポリ入るくらいの枝垂桜に圧倒!)
しかし寒かったですねーー。ピューピューと身を切るような風に身を縮めての花見でした。
新入社員で、花見が苦痛でズル休みを考えた方もいるようです。
やはり桜は、ポカポカと暖かい春の日に眺めないと気分出ませんねー。

― などど文句を言ってもやはりキレイなものはキレイ ―
植物園で、かなり染井吉野に近い木を見つけたので、来年はあそこで花見をしよー。

しかし、臭覚というのは視覚や聴覚以上に記憶を呼び覚ますものですね。
以前、1年のパリ生活から日本に戻った時「パリが懐かしい!」と思ったのは
強い香水の香り、バタータップリのケーキの匂い、を嗅いだ時でした。
そういう現象は、「紅茶に浸したマドレーヌで記憶が」という方にちなんで
「プルースト効果」ともいうのだそうです。

ともあれ、T子さん、御馳走様でした!
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by j-suguita | 2006-05-10 08:33 | 里帰り 2006 | Comments(17)