最近の・・・dernierement・・・

6月の想ひ出

The Angels' Share : ケン・ローチの「天使の分け前」観る。

荒れた街のリアルな暴力や諍いが生々しく描かれているので、辛い話かと思いきや、シリアスな話しながらも、軽快なタッチで楽しく綴られた大人の童話。映画の基本的な楽しさであるドキドキ、サスペンスも入れてさすがケンちゃん。観賞後とっても良い気分に。
しかし、イギリスって階級社会だなぁ。荒廃した地域では親の代からの諍いがあるエピソードとか。
…日本も対岸の火事ではなくなってきてるようなだけど、まぁ、ここまでにはならない事を祈る。

On the road : 「路上」観る。

う〜ん、こういうエポックメーキング的な作品て、みんながそれぞれ個人的な思い入れ持ってるから、難しいよね。。。肝心のディーン・モリアティー、悪くないんだけど、私にとっては普通すぎ。やたら涙ぐんでウェットだけど原作では奇矯な基地スレスレの男だったはず。

原作者のケルアックはマーロン・ブランドに演じてもらいたかったらしい。
www.cinematoday.jp/page/N0038342
実現していたらすごい作品になってただろうなぁ。その他、スレスレ危ない俳優で知的さもある…といったらデニス・ホッパー、クルストファー・ウォーケンあたりかしらん。ジャック・ニコルソンだと、スレスレというより斧持ち出しそうでコワいし。レザボア・ドッグスでMr.ブロンドを演じたマイケル・マドセンも良かったかも。

「ザ・ランナウェイズ」でジョーン・ジェットを大好演したクリスティン・スチュワートがメリールー役だったけど、これもちょいウェット。小説ではとんでもなくぶっとんだ、スーパー・ドライ、ハート・オブ・ストーンな女で最後にちゃっかり金持ちの男と結婚する設定になってた(たしか)。
そもそもメリールーとサル(バトーレ)の関係が深すぎ。原作ではHなんて挨拶程度にしか思っていないクールさだったと思うが(たしか)。
クリスティンはジョーン・ジェットみたいにちょっとウェットはところのある役のほうが向いてるかも。脱ぎっぷりは良かった。原作通りウルトラ・クールに描くとしたら、スカーレット・ヨハンセンでも良かったかも。

ディーンに翻弄される不幸なカミーユはキルスティン・ダンスト。泣き叫んだりする役だけど、どこか可愛くてドロドロしてないところがナイス。脱ぎっぷりは悪かった。

その他、ギンズバーグ、ウィリアム・バロウズ夫妻がリアルなタッチで出て来るので(ウィリアム・テル事件の不吉な予兆も)ビートニク文学ファンには一見の価値ありかも。

主役のサル(バトーレ)は良かったけど、語り部なので、知的で芸術的センスのある俳優さんならそんなに難しい役ではないのかしらん??

…と個人的には☆☆☆だったけど、良かったのはディーン、サル達がジャズのリズムで汗を飛ばして踊り狂うシーン(数回ある)。原作でも、ジャズがロックに枝分かれする直前のエキサイトさが目に浮かぶ様な素晴らしい描写で書かれていたっけなぁ。。(遠い目)
[PR]
by j-suguita | 2012-10-26 03:24 | 映画 | Comments(0)