イタリア旅行 - ピエンツァ:オルチャ渓谷 ピエンツァへの苦難の道(大げさ)
2011年 10月 16日
当初、フィレンツェからの行き方を調べたら3時間もかかるのがわかり、億劫になり、1時間で行けるキャンティ地方でガマンするか、とも思ったが。
moグさんにオルチャ渓谷の話をしたら調べてくれて、そのレポ-ト見たら、やっぱり行きたくなった!
そしてイタリア人同僚の「日帰りはとても残念、是非ゆっくり地元の料理とワインを楽しんで」というアドバイスで一泊する事に決定、世界遺産の村ピエンツァへ向かって出発!
フィレンツェからだと、シエナまで行き、シエナ発でピエンツァを通る112番のバス(モンテプルチアーノ行)に乗れば良いようなので、まずはSITA社のシエナ行きバスに乗る。(行ってからわかったが、112番のバスは国鉄シエナ駅始発なので、行き方としては、フィレンツェからはバスではなく、鉄道で行った方が簡単だったようだ)
「フィレンツェ→シエナ→ピエンツァまで」…と窓口で頼むと「シエナ→ピエンツァは別のバス会社になります。でも1日数本しか出てないようですよ」と親切に教えてくれたが、自分としてはバッチリ下調べしたつまりだったので、オッケーオッケーと、シエナまでの片道切符を買い、意気揚々で乗り込んだんだけど…
キャンティ地方の景色を楽しみながらシエナのグラムシ広場に到着。
すんごく大きな停留所なのにどこにも乗り場案内がない…路線図もない…切符売り場もない。。。
(後で地下にあるのが判明。そして、上記の様に、フィレンツからなら国鉄で行く方がずっと楽なようだ。でも、ついでにシエナの街も見たい場合ならバスでも良いかも)
某イタリア語のサイトではポルタ・オヴィーレ停留所が始発となっていたので(実際は国鉄シエナ駅)ポルタ・オヴィーレ停留所までのバスを探す。が、見つからないので、ええい歩いて行っちゃおう!という事で「地球の歩き方」のシエナの地図を見ながら徒歩で20分ほどで到着。
結構迷った。。。
バスの切符の入手を試みたが(フランスだと、事前にタバコ屋、カフェetcで買っておかないと乗せてもらえない事がある)タバコ屋は昼休み、カフェ、雑誌屋などで聞いたがダメ、それで世界一美しいといわれているカンポ広場のインフォメーションまで行ってみる事に。
…たしかに非常に美しい広場なんだが…スンゴい急な坂道、改めて要塞都市なんだなぁとぜーぜー息を切らして昇りながら実感。9月とはいえ結構気温が高く、Gンズが汗で足に貼り付き益々暑い。夏場の旅行はチノパンだな、と勉強。
で、インフォメーションで行列して聞いたところ「切符の売り場は国鉄の駅よ」…と…。
国鉄まで行く時間はないし、暑い中坂を上って疲れたし…
ともかくバスの運転手さんに聞こう、という事でポルタ・オヴィーレ停留所に戻る。
そしてピエンツァ周りのモンテプルチアーノ行バスは、ほぼ定刻通りに到着。
切符は無事運転手さんが売ってくれた!
(「切符の売り場は国鉄の駅」というインフォメーションは間違いではないが「国鉄の駅、または車内で」と言って欲しかったぜ)
色々大変だったが、ともかく無事ピエンツァ行きのバスに乗り(片道わずか4.5ユーロ)出発進行!
わ~い。 わ~い。(ちなみに景色はピエンツァ行きの時は向かって左の席に座るのが絶景かな)
今までガイドブックで見てた地名が道路標識に出てくると思わずニンマリ。クーラーも効いてて火照った体を癒してくれる。
ピエンツァの入り口で降り「ギッド・デュ・ルタール」で推薦されていたアグリツーリズモの宿に着く。
「イル・ジャルディーノ・セグレト Il Giardino Segreto」の名の通り広々した庭。
働き者のイタリア人女性がガイドブックには載ってなかった古い教会、夕焼けのキレイなスポット、地元料理のレストランなど、町の見所を英語で教えてくれる。
夢のお散歩。。。
夕焼けスポットをあらかじめチェック。
宿の女主人が教えてくれた12世紀の教会。生き生きしたキリスト像に感銘を受けるあ~ちすと。
そろそろ西日になってきた。
いい感じ。
お惣菜屋さんで、ワインとすんごく美味しいサラミ等を買って、暮れ行く渓谷に酔いながら、ベンチで乾杯。
すっかり暗くなったので、地元のカフェでエスプレッソを飲んだけど…こ、ここにキティちゃんが!!!
いや~、おそるべし、グローバル・キャット!!
ピエンツァからシエナ、フィレンツェへの帰途のプチ困難に続く »