全米が泣いた - 映画「ザ・ランナウェイズ The Runaways」
2010年 10月 03日
冒頭のジョーンがこづかいはたいて革ジャン買うシーンで既にウルウルッ。私が30数年前にやった事じゃん。ラストの”登場人物達のその後”でジョーンの再生・成功は百も承知なのに、やっぱり泣いちゃったぜ!
ジョーン役のクリステン・スチュワートは全く彼女そのもの。言う事ナシ!
無事革ジャンを手にして駆け抜ける彼女のバックに流れる「ワイルド・ワン」もナイス。
シェリー役のダコタちゃんは、うーん、ルックスも声も可愛いすぎてロックってカンジじゃないし丸顔で血色の良いジャンキーというのもちょっと 。。シェリーの妹役のライリー・キーオの方が容姿がよく似てたしライリーの方が良かったかも…
…などと思ったけど、ランナウェイズ知らなかったあ~ちすとは、ダコタちゃん良かったと言ってるので、あくまでフィクションとして観るべきなんだろう。それと、一見大人びて見えたシェリーの内面は実際はこんな風だったかもしれない。
この機会にランナウェイズがバンドとして悪くなかった事を再認識。わずか17-18才の少女達が自作曲でこれだけのライブをしたんだから! ともかく格好良かったし迫力あったし感性豊かな日本の少女達が夢中になったのも当然。
若い主役達を引き締めてるのがプロデューサー役のマイケル・シャノンの怪演。やり過ぎ、の声もあるようだが全体若いトーンなので、達者な演技を観せる人が一人いて良いと思う。彼の「セックスだ!暴力だ!反逆だ!」で70年代当時これらがすっかり「商品」と化していたのが良く描かれてた。
というわけで、久しぶりに揺り動かされたのだった。
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- リッチー・ブラックモアの彼女だったリードギターのリタ・フォードの扱いが小さくてちょっと気の毒。彼女もその後ソロで活躍したけど、ラストの”その後のメンバー”はジョーンとシェリーの紹介のみで、40代半ばで癌で亡くなったドラムのサンデーの事も出なかった。でもまー二人が中心の映画なので、散漫にしないために仕方ないのだろう。
- 来日時に出演した「スター千夜一夜」で志垣太郎に「下着姿がセクシーです」と言われてシェリーがもろウンザリ!という顔をしてたっけな。
- やはり来日時に出演した「夜のヒットスタジオ」で、小柳ルミ子と旧知のおばあさんが涙の対面し泣きながら座席の方に行ったら、ランナウェイズ全員が席を立って譲ったのは、しばらく語りぐさだった。
Neuyaiさんがラナウェイズ聞いてはったとは!!!意外っ!!!
(そう、通はラ”ン”ナウェイズではなくラナウェイズと言ってたんよね)
やはり彼女達は70年代の閉塞されてた日本女性のハートに、風穴を開けてくれはったのかも〜!
反抗期は、ラナウェイズの、チェリーボーンに乗って、ボーーーーーン(ブー!)と、親に転校までさせられました。
いやぁ、面白い思春期してましてん。
映画おもしろそーーー!
えぇぇぇこれまた意外!!!
ほんま、強力な反抗期おくってはったんやね。人は見かけによらへん。。でもそういう経験って、今の表現者としての素になってるんちゃう?
私は高校の文化祭でラナウェイズを歌ったん。(「アメリカンナイト」いうチェリーボムよりずっと歌い易い曲。もちろんコルセット姿でなかった。)
…でその時リズム感の無さ、声量の無さを再認識、音楽は趣味が一番…とわかり、迷い無く美大コースにしたん。
いや〜若い時の失敗って貴重やね〜。その後のえぇ資料になるし。
普通やない感受性、ここから来てるかもどす。
でも、ははは!別に、ヤンキーやったわけではおへんし、ものすご荒れてる中学校で、学級崩壊寸前やったから、チェリーボーーン(ブ!)を聴いた時は、きっと、ぴったしの波調を感じたんどすやろね。
へぇーーーーっ!?スギタさんは、普段から、えらい洋楽ロック系にお詳しいおもてましたけど、んなぁんと!!バンドで、ボーカル担当やったとは!!さすが、秘めてはるー。
映画化してほしい。
バンドいうても、AバンドとBバンドの間をつなぐ穴埋めバンドが必要やって声がかかり、わずか3曲を一回こっきり演っただけやねん。なので本格的な活動やなかったんや。
私が洋楽ロック系詳しいとは、とてもとても…謙遜じゃなく世の中私の1000倍詳しい方々がゴロゴロしてはりまっせ〜。
バンドの前の年の文化祭は漫画研究部でガリ版漫画を描いたんやけど、そっちの方が自分的に自然にしっくり来た。
まぁ〜70年代の不器用なティーン…ということで映画化したら、それなり面白いかも。
そらまた、楽しそうどす~!!
>まぁ〜70年代の不器用な
それこそ、村上隆に、プロデュースしてもろたら、えーかもどす!
私は、思いで深い文化祭は、音高3年の時、クラシック音楽ばりの出し物が続く中で、さいた まんぞうの「なぜか 埼玉」って曲を、チャイナ帽被って、仲良し女子5人組で、くねくねダンス踊ったことです。
タモリのオールナイトニッポンで、一時流行った曲ですけど、木魚と、ギターだけのバンドで、アホらしさが、たまらない曲でした。
どーしたら、それを更に表現できるかを、つまりアホらしさを、みんなで追求したのが、あーーーー、楽しかったなぁ。
フランスで公開しても受けると思うけど、その場合は字幕で人の名前つけないと駄目だろなー。
沢尻エリカ、すごい美少女で、演技も上手かった。色々言われてるみたいだけど、役者は演技が良ければそれで良いと思う。
そーいや井筒監督のガキ帝国の兄弟編みたいな『岸和田少年愚連隊』も良かったけど、やっぱり『ガキ帝国』が好きだー(しつこい…)
そーかなー、意外? 北野とかサムペキンパー、スコセッシ、石井隆とか暴力表現ある作品も、好きだよ〜。
でもあんなガキっぽく天衣無縫なタッチの暴力って世界で井筒くらいでは? そういう意味では過小評価されてるかもね〜?世界的知名度もっとあって良いかも。
私も是非みたいので、アドバイスお願いしますね。
まぁ、知らない方のコメントは初めてなので(スパム以外ww)とてもうれしいです。
私はDVDではなく、海外で映画館で鑑賞しました。ちなみに、リージョンフリーのDVDプレイヤーというのも売っているようですので、電気屋さんで聞いてみるのも良いかもしれませね。
役に立つアドバイスが出来なくて申し訳ないです。