ベルサイユ宮殿:村上隆展
2010年 09月 27日
インヤ〜すごい、すごいの一言!
夜だったので、ベルサイユ宮殿と和製ポップ巨大彫刻が不思議で怪しいハーモニーを奏でてる!!
そもそもベルサイユ宮殿だって建立当時はキッチュに映ったのでは。マリー・アントワネットだってキッチュな女の子だったのでは。
そして、ポップ彫刻の制作クオリティーの高い事!工芸技術の結晶という点で完璧なコラボになってた。
反対運動やってる人々もいるそうで「子供じみた作品にズタズタにされるのは、ヴェルサイユ宮殿の使命ではない」とのたまってるそうだが、まーコンサバ&了見の狭い人って常にいるから。
それにしても、あんな金のかかった服装した人々、いかにもアート関係です、って感じのケッタイな人、を一度に沢山見たのは初めてのような気がする。。。カメラ忘れたのが悔やまれる!
鑑賞の後は、通常は一般人は入れない植物園内でカクテルが。賑わってたとは言うものの、普段とは比べ物にならないほど少人数の夜の宮殿の庭を歩いているとヤケに親近感がわいてくるから不思議。
カクテルの入り口は二手に分かれていて、私達は遠くの方へ案内された。…で、シャンペンとカナペでも、と思ったらなんと有料!飲み食い有料のオープニングパーティーなんて初めてっす。喉も乾いてるし有料でもいっか、と思いきやシャンペン10ユーロ。。やめといた。で、反対側のホール、私らは行けないようかたーーーくバリケードで閉ざされてる!向こうはVIPルームなんだろうな。。。
わたしも、ベルサイユ宮殿にこのアートは合わないのでは・・・って思った一人なんだけど、suguitaさんの目には、ポップ彫刻のクオリティーの高さがわかったんですね!
実際に見た人でないとわからないのかもですね。
それにしても、招待だなんていいなぁ。
招待じゃなくても普通の時のベルサイユ宮殿さえ知らないわたし・・・
「いかにもアート関係です、って感じのケッタイな人」がたくさんみれただけでも楽しそう・・・・
実は村上氏の彫刻そのもののクオリティーは私もよくわからないんだけど、連れが彫刻家なので「鋳造」とか「彩色」の技術のクオリティーがすんごい!と思いましたー。
招待…と言っても当日ドタキャンの方がいて、間際に回り回っていただいたので、本当に滅多にないチャンスだったので生かせてよかったです!
ケッタイな人の中には、超ローレグGンズ(でもアルマーニかなんかの高そうな)にピンクのTバックはいてたお兄さんも。。
へぇーっ、パッと見ぃは、なんか、歴史に残る人物?上半身像の前で、「きき」が、やけに挑発的に見えるなぁ。
でも、じぃーっと見てるうち、芸術活動ならではのことを、やってみろと言われたら、こういうことに行きつくかもなんで、村上さん、するうどいーーっ!!という感想ですね。
反対されている方々やら、様々な意見がある様ですけど、村上さんが、ベルサイユ宮殿で、展覧会する契約を誰かと結ばはって、成立したんやし、優先順位としては、そんなことは、他人が熱くなってもしょーがない。
で、このベルサイユパワーを、くっつけた作品達は、将来長く生き延びれた時、ほんまもんのアートになるんやないかしらん?
あっ!私も、けったいな人かも・・。
これブルータスはんかと思ってクワさんにきいたら「皆似たような顔やからわからへん」ということやった。
ふ〜ん、やっぱNeuyaiさんは感性がすごいからそこまで見えてくる?私はただ、おぉっこんなのも面白いやん!と単純に面白がってましたー。
ま〜こっちの人は自分の意見と合わない事はとりあえず表明せんと気がすまないようやし、特にベルサイユ崇拝派はコンサバやし、ね。
村上はんの作品、NYで16億の値段がつかはったんやで。。今回の作品、みんな売れるやろから全部で160億かー…などと下世話な事考えてしもうた!
けったいな方々に比べたら、Neuyai さんがここにいたら落ち着いたお嬢さんやで!
まぁ、作品作るのに、実際手仕事しはった数々の職人さんら、カイカイキキの社員さんらにとっては、村上さんは、すばらしき親方さまやんね。
時間がたって、ますます素晴らしいイベントやったんやろなと思います~。
行かはったんうらやましい!
神社にでも、寺でも、田にでも、慣れた流儀ぶちやぶって、突如っちゅうのは、面白いですやろねっ!!